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無職のアラサーが公務員を目指した話

就職活動 就職・転職

IT業界のブラック企業に5年ほど勤めていましたが、過酷な労働環境に嫌気がさし勢い余って退職してしまった後に、市役所の採用試験を受験したときのお話です。受験したのが “28歳” だったので年齢はギリギリでした。

公務員試験とは?

よく公務員試験と言う言葉があります。

国家公務員(国家資格)であれば正しいかもしれませんが、市役所は地方公務員なので、ただ単に「市役所の採用試験」と言うことになります。

私が受験したのは市役所の一般行政職(要するに市の職員)なので、公務員試験では無く「市役所の採用試験」を受験したと言うのが正しいでしょう。

受験した市役所

受験したのは千葉県の東京にほど近い某市(4つの市役所)です。

市役所は当然に “市” の数だけありますが、大学受験などと同様に受験日が重なっていることが多いので、選択する必要があります。また、受験資格(年齢など)が定められていることもあるので、新卒でない人(社会人など)は各市区町村の要項をしっかりと確認する必要があります。

要項は各市区町村で決めているため、それぞれの市役所に問い合わせるしかありませんが、4~5月ぐらいから募集の告知・受付が行われて、早い市であれば6月の中ごろには1次試験が開始されます。遅いところでは9月ぐらいに1次試験を行うところもあるので要確認です。

勉強法

市役所の採用試験(公務員試験)は大きく分けて筆記試験面接試験があります。多くの場合で筆記試験に合格しないと面接試験を受けることができないので、筆記試験に合格することが第一の目標となります。

また、試験範囲は非常に広いため短期間で合格圏内へ持って行くには効率よく勉強しないといけません。教科書や問題集など用意すべき書籍が沢山あるので、公務員試験の参考書を最初に読むと良いかもしれません。

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期間

会社を退職し無職となったのが1月末ごろでした。6月半ば~9月ぐらいに掛けて筆記試験が行われる予定だったので6ヵ月ぐらいしか勉強期間がありませんでした。

試験範囲は非常に広いですが、6ヵ月でも充分に合格圏内にすることができます。ただ、小論文などを筆記試験に加えているところもあるので、可能であれば少し余裕を持ったほうが良いです。また、面接対策なども必要なので、多く見積もって1年ぐらい前から準備をしておくと余裕が生まれるでしょう。

会社を退職せずに勉強する人場合、それは不可能ではありませんが、体力はもちろん精神力が必要になります。

範囲

出題範囲は大きく教養試験専門試験に分かれます。

教養試験は、学生時代に学んだことが中心となっているので、思い出しながら勉強していけば難しくはないでしょう。

教養試験の科目
科目 概要
文章理解 現代文や古文など、いわゆる国語に値する問題が出題されます。
数的処理 数的推理や資料解釈、空間把握などの問題が出題されます。
名前から数学のイメージを持つかもしれませんが、SPI試験に似ています。
自然科学 数学をはじめ物理・化学など理科の問題が出題されます。
人文科学 思想芸術歴史の問題が出題されます。
その他 時事英語などの問題が出題されます。

専門試験は受験する区分にもよるので、ここでは行政職(市役所の職員)を受験することを前提にします。法律系と経済系に苦手があると勉強に時間をとられてしまうので注意が必要です。

専門試験の科目
科目 概要
法律系 憲法や民法、行政法など法律に関する問題が出題されます。
それほど難易度の高い問題は出ませんが、覚えることが非常に多いです。
経済系 財政経済、歴史などに関する問題が出題されます。
経済も考え方が独特なので大学等で勉強していない人は苦手かもしれません。
出題数が多い傾向があるのでしっかりと勉強しておいたほうが良いでしょう。
政治系 行政社会政策国際関係に関する問題が出題されます。
その他 統計会計情報工学などから出題されます。

進め方

教養試験は学校の勉強の延長になるので、思い出しながら勉強すれば楽ですが、苦手科目がある人は基礎をしっかりとやり直したほうが良いでしょう。また、数的処理は慣れが必要なので、毎日少しづつやったほうが良いです。専門試験は法律系や経済系は覚える量が膨大で時間が掛かるので最初から少しづつやっていったほうが良いです。

勉強する範囲は決まっているので、得意科目不得意科目を分けておきましょう。勉強するとき、得意科目から勉強すると疲れた頭で苦手科目を勉強することになるので、苦手な科目から勉強すると良いです。ただ、やる気が無いときは得意科目の勉強をすると捗るかもしれません。

充分に勉強時間をとることができない場合には、本当に苦手な科目は諦め得意科目の完成度を挙げると良いでしょう。

模擬試験を受験する

勉強の効果測定をするために模擬試験は絶対に受験するようにします。本番を想定して会場でやるのが一番ですが、自宅でできる場合もあるので利用します。

筆記試験の当日

会場は市内の大学などになることが多く、場合によっては上履きなどが必要となるので持ち物を要項で確認しておきましょう。

迷うのが服装ですが、民間企業の入社試験を考えれば筆記試験だけと言えどもスーツを着るのが無難でしょう。ただし、施設によっては冷暖房の設備が無い場合も考えられるので、臨機応変に対応できる服装にしてくと良いでしょう。ちなみに実体験では8割ぐらいの人がスーツでした。

合格発表郵送または市のホームページ(Webサイト)に掲載されるので、気になる人は受験番号を人目に触れないよう注意したほうが良いでしょう。ちなみに、4つの市役所を受験した結果、1つの市役所から合格を貰うことができました。

面接試験の当日

2次試験以降に行われることが多く、会場は市役所の施設であることが多いので、服装やビジネスマナーに注意したほうが良いでしょう。

1次面接は5人1組などグループ面接で行われることも多いので苦手な人は心の準備をしておきましょう。また、実体験では “新卒” → “既卒” の順で行われ、1組あたり30分ぐらいだったので既卒は待ち時間に注意が必要です。

合格発表郵送されることが多いです。

小論文の当日

筆記試験や面接試験と同時に行われることが多い小論文(作文)の試験です。

お題は当日にならないとわからないので対策は必要で、なによりも「文章を書く」ことに慣れているのが大切なので、日記でも何でも良いので書く癖をつけておきましょう。

また、模擬試験もあるので苦手な人は受けてみると良いです。

後日談

4つの市役所で採用試験を受験し、筆記試験に合格したのは1つの市役所でしたが面接試験は不合格だったので、残念ながら無職のままとなりました。

28歳の年齢で既に3回目の転職だったため、就職活動(転職活動)には色々と覚悟をしていましたが、ゼロから勉強を始めて筆記試験だけでも合格できたのは非常に良い経験で、その後の自信に繋がったのは確かです。

ちなみに、試験が全て終了してから数カ月後の年末に、某出版社の情報システム部門に拾って貰うことができ、おだやかな生活をすることができています。履歴書には書かれない1年の空白期間で、試験には不合格でしたが結果としては良い方向に向かっている気がします。

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